身近にあるマインドフルネスについて考えてみた。
ダンスと瞑想はつながっている気がする。
ダンスの2番目に大事なことだと思っているのは身体の感覚を理解することだからだ。
ちなみに1番はダンスそのものを楽しむことだ。
そのために身体の感覚に耳を傾ける。
ダイナミックに動くダンスをするのに必要なのは力じゃない。
いかに無駄な力を抜くかだ。
自分の身体のどこに力が入っているのか。
とはいえ、最初からわからない。
最初にダンスを教わったとき僕は30分でぐったりしていた。
めっちゃくちゃ汗をかいてヘトヘトだった。
でも、インストラクターの人はそんなに疲れていなかった。
最初は僕より桁違いの体力があるからだと思っていた。
でも違うんだと気づいた。いや、体力も僕よりあったかもしれないけど、そこまでものすごく違うわけじゃない。
身体の力の抜き方が上手いのだ。
同じことをやっていても身体の力が抜けているからそこまで疲れないのだ。
そして、もうひとつ違いが見えた。
力が抜けているのに、僕より大きく動いているように見えるんだ。
僕は大きく動こうとするとき、全身に力を入れていた。でもインストラクターの人は違った。
身体の体重や、回転したときの遠心力、反動を使うのが上手いのだ。
だからこそ、あんなにダイナミックな動きができるんだ。
そういうことに気がついた。
とはいえ、自分のどこに力が入っているのかなんて、簡単にはわからなかった。
肩に力が入っていると言われてもどういうことかわからないから動かし続けた。ヘトヘトになるまで。
当然あっという間に疲れる。
それでもやろうとしても力が入らなくなってきているので、そんな中でも動かそうとすると力を抜こうとするのだ。
ふっと、前より楽になる瞬間がある。
なのに、身体はそれまでよりよく動く。
マインドフルネスをはじめて、ボディスキャンっていうのはこれに近いものなのかもしれないと思った。
ボディスキャンは身体はダンスほど動かさない。
身体の感覚に耳を澄ませるだけだ。でも身体がどうなっているか感じるその過程は、僕がダンスをやっている時に感じたものとよく似ていた。
ボディスキャンはこちらを参考にしてくださいね。
http://www.yocheckya.net/entry/bodyscan-mindfulness
でもこれって身体を動かすスポーツ全般に言えることで。
マインドフルネスはだからこそ、身近に転がっているものなんじゃないかと思っている。
マインドフルネスって定義づけをしようとすると「いま、ここに意識を向けること」になる。言葉にするとイメージしづらい。
でも要はダンスを楽しむ、スポーツを楽しむ、そういったことだってマインドフルネスの一部だ。少なくとも入り口としては十分だと思った。
単純なのに、理解しづらいマインドフルネス、もう少し広まらないかなと思う今日この頃です。
図解マインドフルネス [ ケン・A.ヴェルニ ] |
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