このブログは怖がりの僕が一歩を踏み出し続ける物語だ
ライターのじょーです。
僕は2017年1月からフリーランスになりました。
「書く」ことが好きでということももちろんあります。
その一方で「社会にうまく適合できなかった」という側面もあります。
最初に勤めた会社こそ5年働きましたが、そこから1年以上は職を転々としてきました。
人より要領が悪く、周りのことを見ることが苦手で、一緒に仕事をする人たちに何度も怒られ、落胆されてきました。手先も不器用でしたし、思ったことが顔にも行動にも出すぎていました。
やるべきことをちゃんとやらなければいけない。それはわかっていたのですが、自分の仕事がその水準に届いていませんでした。自分の気持ちを押し殺して働くことができませんでした。
「頑張っているとは思うんだけど、なんか残念なんだよね」
そうため息交じりで言われることは少なくありませんでした。会社には左遷され、腫物を扱うように扱われました。
メモを取る習慣がなかったから、メモを取り始めればメモそのものをどこかにやってしまう。メモを取っても上司の指示を理解したつもりになっていたら、実は間違っていて怒られてしまう。それでなるべく確認するように努めたら、「そんなことまで、いちいち確認するな!」と一喝される。そして、ミスは治らず繰り返す。そんな日々を送り、周りの目線が変わっていくのを感じていました。
「できること」が少なく、周りに必要とされないことは苦しいです。社会人になって「必要とされている」と感じることはあまりありませんでした。
やりたいことがわかりきらないまま社会人になり、僕は自分を見失っていました。「やりたいこと」がわからなくなっていたこと、「必要とされること」の二つを求めて転職をしました。
ですが、やりたいことだと思ってやり始めたことがやりたいことだと思って始めてもそれはうまくいきませんでした。
前職で残業を重ね、「働きたくない」という気持が一番強くなっていることに気づきませんでした。結果を出すことに執着しないで、なんとなくで生きればいいという行動をし続け上司から見限られ、仕事をあっという間に失ってしまいました。
自分の気持ちを押し殺して「働きたくない」という気持ちがありました。「甘い」ことは自分でもわかっていました。でもそれを押し殺して就活をしても態度で現れてしまう僕はうまくいかない日々を重ねてきました。
そうやって、「やりたいこと」を模索してアルバイトをする日々を重ねました。その中で出会ったのが「書く」ということでした。少ないバイト代をはたいてライティングの講座を受け、記事を投稿することをはじめました。
そのことについてはこちらも見ていただけるとより伝わるかと思います。またそのことについても違う記事で書いていきたいと思います。
書いている中で面白かったといってくれる人がいたりする中で、「やりたいこと」が「できること」になった小さな実感を得ました。
その一方で誰かに感動を伝える喜びを感じる一方で、中傷されるのは本気で怖い自分もいます。
ただ怒られるのですらちょっとびくびくしているのに、向こうから明確な敵意をもっていると感じると心臓がどくどく言いますし、声はどもってしまうし、頭も回らなくなります。その怖さを想像して行動を止めてしまう僕もいます。
相反する欲望がときどき僕の心にブレーキをかけます。それで物事が中途半端になってしまって落ち込んでしまうこともあります。この記事も5日ぶりの更新だなんていうことも僕の中ではありえないことです。
何度も書き直しては消し、書き直しては消しを繰り返して気が付けば5日間の放置。それで「書く」ことを仕事にしようなんて甘いよと言われたら何も言い返せません。
でも、それが諦める理由にはならないのです。
僕は長い間「やりたい」という気持ちを「やりたい」と素直に言えなかったから。そして心の中に中傷の「怖さ」を諦める理由にしてしまいそうな自分がいるから。
やりたいことを自信満々で語る人が苦手でした。
そういう人は行動を積み重ねていくから。
その行動が言葉に重さを自然に持たせていて、「覚悟」の違いをまざまざと感じて圧倒されるからです。
その人と比較しても意味はないんだと思ったんです。喜んでくれる人がいました。「面白い」と言ってくれる人もいました。
僕の中の迷いとそれでも行動したい、それでいいかと思ったんです。
今僕が思う「書く」ことへの気持ちはそういった人たちには及ばないかもしれません。でもそうやって人と比べるより、自分の中に少しずつ育っているその気持ちを育てたいと思ったんです。
「誰かと比べなくても、怖がりでも自分のやりたいことをごまかさずにやっていく」
これが僕がブログを書く理由です。
やりたいことを小さい形でも行動して積み重ねていくことで、成長していく僕自身の物語を書いていきたいと思います。
熱量を表に出したくて、でも出すのが怖い。
その勇気がなかった昔の僕や似た思いを持っている人に届けたいです。
かつての僕はその思いをごまかし続けてきたから。
・行動哲学
・マインドフルネス
・身体と心の健康
・実践して感じること
そういったことをできるだけ寄り添うように発信していきます。
はっきりとやりたいと言えなくてもいい。
怖いと思っていてもいい。
ほんの少しの行動でもいい。
そんな小さなステップを僕が踏み続けることで変化していきたいですし、読んだ人のきっかけになればと思います。
「そんなことは甘い夢物語だ」
「でも、お金のことや仕事の忙しさでそれは難しいよ」
そういう声もあると思います。そうかもしれません。でも小さなできることに目を向けない言い訳にしているだけかもしれないですよね?
やりたいことのためにできることが何もないなんてことはないはず。
それが僕の考えです。