【天狼院記事更新】「情熱格差」に負けない心を求めて
やりたいことがある人間が嫌いだった。そういう人間と話すのが苦手だった。話していると、心の中に淀みが出てくるのに気づく。太陽と話しているような気分になる。眩しいからこれ以上話さなくて欲しいと心の中で思ってしまう自分がいる。
それとは逆に「やりたいことがあるフリをする人間」は扱いやすい。「やりたいことがある」と、はっきり言ってくる。こっちより優位に立とうとしてくる。そこをちょっと突いてあげればいい。
「どうして、そうしたいの?」
「なんで?」
そう質問攻めにする。
「いや、いつかやれたらいいなと思ってる」
「え、だってそのほうが困っている人たちが助かる気がして」
相手はしどろもどろになる。答えに困る。そして不必要に長く喋って言葉に説得力がなくなってくる。やりたい気持ちを伝えることより、こっちに認めさせることを考えている具体的になるためのイメージを持っていないことがわかる。僕はその人間が発する言葉の軽さに敏感だ。それを確認すると、ああ、やっぱりそうか、と心の中でほんの少しだけ安心する。この人は「やりたいこと」を隠れ蓑にして、自分を守っている。そうやって薄っぺらな自分を隠しているんだとわかってしまう。
だけど、やりたいことがある人間は違う。
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