君と僕の物語探検隊

迷えども、前へ。

努力不足じゃない!アスペルガーで仕事がうまくいかない人へお勧め本

ライターじょーです。

アスペルガーや自閉症でどうやったら自分の仕事のやり方が改善できるのか困っていませんか?

上司に怒られて自分でもよくわからないけれど、同じ失敗を繰り返してしまう。

自分なりに改善しようとしているはずなのに、なぜか「全然変わっていない」と言われてしまう。

そんな体験ありませんか?

僕はそれで何度も怒られているのに、なぜ自分が改善しないのか自分でも理解できなくて苦しんでいました。

周りをよく見ろと口を酸っぱくするほど言われるのに、焦りだしたら見えなくなってしまう。

自分の努力不足だと思っていました。

もし、そうやって僕と同じように悩む人がいたらぜひ読んでほしい本があります。




特に自分の失敗を繰り返すことが「努力が足りないから」なんて思う人に読んでほしいです。

僕が失敗を繰り返すのは「努力」が足りないからじゃありませんでした。

自分の感覚を理解できていないからでした。

僕はこの本を読んで自分の失敗の原因をそうとらえています。




「能力がないから失敗する」じゃない。「なぜ失敗するのか」理解できないから失敗する。

周りが見えなくて必要なものを見落としたり、対処すべき問題をスルーしたりすることが多々ありました。

最初、それを「自分の能力の問題」だと考えていました。

だから努力を繰り返したら解決するんだと思っていました。同じ失敗を繰り返すのは努力が足りないからだと思っていました。

周りと比べて進歩が遅く、周りがどんどん先に進む中自分が進歩しないことに自己嫌悪し、焦りを覚えていました。

僕は自分が軽度の自閉症だとわかったときに、それまでの自分の失敗が努力が足りないせいではないということに気が付きました。

努力の方向性が間違っていたんだと気が付きました。

周りの人のいうことをなるべく実行するようにしましたが、なぜか実行できないことがありました。

周りのアドバイスを聞くのは確かに大事なことだと思います。

でも、自閉症やアスペルガーの特性を持っている場合、それだけではうまく機能しません。

自分と周りの人間で感覚が大きく違う

そのことに気が付いてはじめて周りの人間より、周囲の状況を認知する能力が低いということに気が付きました。

すぐに問題が解決するわけじゃありません。でも、その原因がわかると対処法が見えてきます。常識にとらわれる必要がなくなります。

人より感知する能力が低いからこそ、他人より丁寧に確認して、普通より時間がかかっても落ち着いて周りを見るようにする習慣が付きました。

その習慣は自分の感性が人とどう異なるのか理解することから始まったんだと思います。


目に見えない自閉症の「感覚」を捉えようとしている貴重な本

でもそういった感覚を理解することが難しいこともあります。何せ周りに前例があまりないからどう対処したらいいかわからないことが多いです。

自閉症・アスペルガーの特性は一人一人異なるので、結局最後は試行錯誤しかありませんが、その理解を進めることで対処の選択肢が広がるはずです。

あなたが失敗をもし繰り返して悩んでいるのなら、それはあなたの努力が足りないせいではありません。

自分がどう周りの人と感覚が違うかわかっていなかったからです。

なぜ自分が周りが見えなくなってしまうのか。

なぜ焦りだすとミスが増えてしまうのか。

なぜ自分の行動をうまく制御しきれないのか。



そのほかにもたくさんのヒントがあります。

この本があなたの「感覚」がどう人と違うのか理解できるきっかけになるのではないかなと思います。





自閉症に限らず、自分の身体と身体の感覚を理解したい人にはこちらがおすすめ。

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