君と僕の物語探検隊

迷えども、前へ。

「自分をどう理解してもらったらいいかわからない」って本気で辛いから。

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ライターのじょーです。

以前僕はブログを書くのは本音で語れる友達が欲しいから、と書きました。

www.story-searcher.com

自分がどうしてこう考えるようになったのか?

人に理解してもらうことがいかに難しいのかもう嫌になるくらい痛感しているからだと思います。


凄く単純なことのはずなのに、どう伝えたらいいのかわからない。というより自分で自分のことすらわからない

なぜ人に評価されないのかわからない。いや、厳密にいうと、評価されるためにどう行動したらいいのか、自分の何を変えたらいいのかわからない。

僕は社会に出てからそんな思いをずっと積み重ねてきました。

5年働いていて、自分の考えを誰にも言えず、どういったらいいかもわからず、その孤独を蓄積してきました。


小さい頃の分岐点:自分のやりたいことより、周りに受け入れられることを望んだ。

自分の嫌なことを抑えて我慢することができました。

よく人からいじられることはありました。

最初は怒っていたこともありましたが、その傾向はだんだん収まりました。

怒って反抗することでからかわれますし、事態がよくなることはなかったからです。

その代り自分のやりたいことも、考えもあまり人に伝えなくなりました。

たとえ形だけでも、誰かと仲良くいることに強いこだわりを見せるようになりました。

正直、いじめられるのも怖かったし、孤独になるのも怖かった。

自分がやりたいようにやるのは悪だと思っていました。確実に孤立してしまうなと感じていました。

小さな決断だと思います。でもその代償は社会に出てから払うことになりました。



わかってもらう努力の仕方すらわからない

僕は社会に出てから、周りのことを見ることができず、仕事を先延ばしにしてしまって怒られる日々が続きました。

「なんでやらないんだ!」

と言われても、なぜなのか僕自身もわかりませんでした。

やらなきゃいけないのは重々わかっているはずでした。それをしなかったらどうなるかもわかっていました。

でも、身体が動きませんでした。「やりたくない」と思うほど、思考がスローになっていく自分がいました。

自分の特性について、人と何が違うのかさっぱりわかりませんでした。

そうしていると自分で自分のことがわからなくなってきました。




怒られながら試行錯誤していましたが、少しずつ確実に追い詰められていました。

そうして、職を変え、仕事を変え、5年間その経験は僕を確実にむしばんでいたと思います。


自分で自分のことがわからない。だから人にも理解してもらえない。違うところもあるけれど、その痛みは共有できるはず。

そんな中ですごく影響を受けた本がありました。

この話は他人事じゃない。

それが最初に読んだ印象でした。作者の小学生の頃の話をつづったものですが、僕にとっては僕に起こりえたことに思えてなりませんでした。

誰にも理解してもらえないという孤独。

なぜみんなから受け入れてもらえないのかわからないという孤独。

でも、これって発達障害だから経験することではないはず。

頑張っているつもりなのに、頑張ってないと言われる。

「つもり」なんて結果が伴っていなければ、頑張っていないと一緒。

これは正論だと思いますが、その正論はそれでできない人を苦しめます。



この本を読むと、そんな孤独と付き合いながら、自分の居場所を求めて戦う辛さがすごく伝わります。

同じ当事者としては痛みも含めて、よくここまで表現できる力に嫉妬しています。

いやもう結構本気で。



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著者さんのブログです。

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ではでは!