君と僕の物語探検隊

迷えども、前へ。

整体に行ってたらボディスキャンのイメージがつかめたきた。

はじめて整体に言ったのは社会人になって半年過ぎたころだったと思う。それまではマッサージにお金を使うのは初めてでちょっと不安に思いながらでもあったと思う。だるかったからでも、調子が悪いと思ったからでもなかった。

 

社会人になったから、それにお金を使ってもいいかと思った。つまり「なんとなく」である。

 

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整体師にとってはそうではなかったらしい。触ったときにびっくりしていた。

 

 

「その歳でこんなに悪い人はなかなか見ないですね。」

 

ふーん? そうなんだ。最初はそんな風に思っていた。ゴリゴリと結構力強くやられたと思う。けれど、特に痛いと思わなかったし、なんとなく気持ちいいなと思った程度だった。

 

肩が触った感じ柔らかくなった気がしたけれど、その程度の感想だった。異変が起きたのは1週間してからだった。肩にだるさが出てきた。触った感じもだんだん固くなってきているなと思った。

 

そこからさらに1週間したころにはもうだるさが耐えがたい痛みになっていた。整体師さんの言葉が頭の中に響く。それは確かにセールストークだったのかもしれないけれど、自分の身体が固くなっていることは十分に理解できた。

 

そして、今まで自分でも気づかなかっただけで、身体のだるさはずっと存在していたんだということに気づいた。もうここまでだるいのを実感してしまうと気のせいでは済まされない。

 

それから僕は整体に通いだすようになった。最初は身体のだるさから解放されたいというのが一番の目的だった。押されてくるうちに最初は鈍く、触られても何も感じなかった自分の身体に変化が現れるようになった。自分の身体の疲労している場所は凝りがあり、痛い。そういったところを整体師さんと話しながら少しずつ自分の身体のことを理解してきたし、感覚も研ぎ澄まされてきた。

 

これまでより調子の悪さに敏感になり、姿勢も少し意識するようになった。

 

マインドフルネスを知り、ボディスキャンのことを知ったときに思い出したのがこのときの感覚だった。

 

www.yocheckya.net

 

全然やっていることは違う。ボディスキャンは仰向けに寝そべって腕、胸、足、腰、など意識を向ける。そのためだけに呼吸と身体の状態に意識を向ける。動機は全然違うけれど感覚としては近いものがあるように思う。

 

どこにだるさがあるのか、どこの調子がいいのか見えてきて、自分の身体をもっと調子よく動かすためにはどうしたらいいのか試行錯誤するようになった。

 

僕は整体にはまりだしてから、そこから良い睡眠の質について興味を持つようになったし、そこからヨガ、食事、健康にも意識が向くようになった。心と身体は確実につながっていると思えるようになった。

 

マインドフルネスの考え方はその延長線上にあるように思えた。そうやって世界が広がっていく。僕はマインドフルネスやボディスキャンをそんな風に思っているのかもしれない。

 

 

 

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マインドフルネスのイメージをつかむのに僕が一番わかりやすいと思っている本です。

 

図も多いし、見やすいです。