君と僕の物語探検隊

迷えども、前へ。

自閉症のあなたが仕事でミスを減らしていくための自己分析法

ライターのじょーです。

僕がまだ自閉症だと診断されていなかったとき、よくこう思い悩んでいました。

やるべきことはわかっているはずなのに何でミスが減らないんだろう」

怒られている内容は明らかに向こうが正しいのはわかりました。

だからこそ自分がなぜミスをしたのか、その理由がわかりませんでした。

ですが、自閉症の診断をしてもらったとき自分がなぜうまくいかなかったのかわかりました。


反省の方法が間違っていたからです。

診断される前までは正論で物事を考えていました。

そうすると、正論だから正しいはずなのに、なぜかうまくいかないということがおきます。



自閉症の診断を受けたとき、判断の軸は「正論」より自分の感情がかなり強く反映されているということに気が付きました。

だからこそ「感情」に目を向けることが大切だと気が付きました。

そこに目を向けていくことができると、ミスを少しずつでも確実に減らしていくことができますよ。


自閉症のミスの原因は「感情」にふりまわされてしまうから

脳科学的にいうのであれば、人間の行動をつかさどる脳にはおおまかに三種類あるそうです。

①脳幹・自律神経系:爬虫類脳(本能・生存)

②大脳辺縁系:哺乳類脳(感情・身体)

③大脳新皮質:人間脳(知性・理性)
専門家ではないので触りだけになりますが、人間は脳の発達してきた順番、つまり①>②>③の順番に影響を受けるそうです。



自閉症の診断を受けたときにお医者さんから言われたのは「情動性が強いから、自分の感情に振り回されてミスをしてしまうのではないか?」ということでした。

「情動性」というとわかりにくいかもしれません。要は感情に任せて行動しやすいということです。

自閉症の人の「情動性」が強いということははより強く本能のジャッジが強く働くということではないかと考えています。(これは僕の仮説です)




恐怖・焦り・怒りはミスの一番大きな原因に

恐怖、焦りなどの衝動的欲求は好き嫌いの感情より状況判断に強く影響していました。

ミスをしてしまったり、仕事に不安があったり、難しい仕事で自信がなかったり、事情は様々ですが、焦りが強く出だすとミスがミスを呼ぶ負のスパイラルにはまり込んでしまうことがあります。

自分の経験ではないですが、怒りもまたそういうったことを起こしやすい感情だと思います。

一度この状態になってしまうと自力での改善がすぐにできなくなってしまうことです。30分から下手すると一日中ずっと引っ張ります。

自律神経が乱されて、集中できなくなってしまうからなのかなと考えています。(個人の仮説ですよ)

それが繰り返されると、自分で自分を嫌悪するし、当然周りからは怒られるづけるし、そして自信を無くしてしまいます。

なのでまずは恐怖、焦りが自分の状況判断を狂わせることを強く自覚することから始まるのだと思います。


好き嫌い・無関心の感情に注意する。

恐怖・焦り・怒りほど影響力はないですが、そうじゃないときに起きるミスや問題行動はたいていこの場合が当てはまります。

「やるべきこと」だろうとそこに嫌いだったり興味がなかったりすると理性より感情の方が強く出てしまうことが多々あります。

僕の場合は嫌なことをやる場合、何か理由をつけて先延ばしにしようとしたり、逆にやるべきでない理由を考えていたりしていました。




「無意識」に敏感になること

「無意識の行動」への対処が出来ていないと解決に向けた、根本的な対処はできません。

とは言っても、無意識の行動だと自覚できないと手が打てません。

僕はたまに自分の行動の理由を自分で説明できなかったことがありました。

今振り返ると、劣等感から自分がその感情から目を背けてしまっていたということが多々ありました。無意識で焦っていたこともありました。

無意識の行動の場合も目を向けるべきは「感情」の場合が大多数を占めていると思います。

なのでその場合は、自分の感情に目を向けることが大事になってきます。


感情をキャッチするためにオススメ!マインドフルネスを実践してみよう!

感情に目を向ける手段としてお勧めなのがマインドフルネスです。

その中でも今回のような場合にお勧めできるのが観察瞑想です。



本来の瞑想をとにかく自分の感情に目を向けやすいようにアレンジして、簡略化したものを紹介したいと思います。


①姿勢は楽な姿勢で目を閉じて、呼吸に意識を向けます。

②自分の中からふっと別の感情が湧いてきたり、よそ事が浮かんだりします。

③その気持ちをただじっと観察してみて下さい。湧いてくる気持ちをただそのまま受け流すイメージです。


これを繰り返していくと、日常でも自分の感情をキャッチする能力が高まってきます。

怒りを感じた瞬間や、焦りを感じた瞬間を自覚することができます。

それを感じた瞬間にまずは気持ちを落ち着かせられるように一呼吸おいてみたり、さまざまな対処法がこれまでより立てやすくなるはずですよ。

より深く、ちゃんとやりたい人にはこちらの記事もぜひどうぞ。

www.story-searcher.com



自己分析がきちんとできるようになると、成長の手ごたえを感じることができる。

僕は自己分析力を高めていくことが一番改善の近道なんだと思っています。

逆にいくら頑張っても、原因がわからないまま走っても同じところで躓き続け、なぜなのかわからないままぐるぐるすることになってしまいます。

周りにできないことで焦ってしまうこともあるかもしれません。

ですが、焦りはミスを生み出すだけです。周りと比べる自分より1日前の自分と比べて少しでも成長していけることを感じたほうが自分の行動の自信につながります。



僕自身マインドフルネス瞑想の実践や、自分の感情を観察することを繰り返してきたことで、自分の行動の改善の方法が見えてきたと思います。

何よりその繰り返しが自信をつけることに繋がります

ですので、ぜひ実践してみて下さいね!

ではでは!